皆さんはWebサイト制作についてどのような印象を持っていますか?
・自分のサイトを作ってみたいけど、何から手を付けたらいいかわからない。
・さまざまなサイト制作サービスがあるみたいだが、違いがわからない。
このように、Webサイトについて悩んだり、疑問を持っている人も多いようです。
今回は、現在多くのWebサイト制作で利用されているサービス、「WordPress(ワードプレス)」について紹介します。
この記事を読めば、WordPressを運用する上での基礎情報や手順、メリット、他サービスとの違いがわかります。
また、今回はサンエルのシステム開発部長の菅野にインタビューを行い、エンジニア目線で解説してもらいました。
システム開発部長 菅野
システム開発部 登
菅野さん〜!今日はよろしくお願いします!
こちらこそよろしくお願いします。
世界シェアNo.1!これだけは知っておきたいWordPressの基礎情報
そもそもWordPress(ワードプレス)とは何ですか?
世界シェアNo.1のCMSです。テーマで簡単にデザインを変えられ、プラグイン(※1)で機能拡張ができます。
ポイント
※1 プラグイン:機能を拡張・追加するプログラムのこと。
※2 HTML:HyperText Markup Language(ハイパーテキスト・マークアップ・ラングウィッジ)の略称。Webサイトの基礎といえる言語。
※3 CSS:Cascading Style Sheets(カスケーディング・スタイル・シーツ)の略称。Webサイトのレイアウトやデザインを担う言語。
2021年2月時点で世界のCMSシェア64.4%
引用元:W3Techs
テーマで簡単にデザインを変更できる!
テーマとは簡単にいうとサイトを「着せ替え」をするためのものです。
公式だけでも8000種類以上のテーマが存在しています。
無料テーマの中でも「Lightning」や「Sydney」といったテーマはよく名前があげられるほど人気です。
WordPressオンラインマニュアルにはこのような説明がされています。
サイトの外観を変えるいわゆる「スキン」のようなもので、WordPress サイトの表示の一切を受け持ちます。多彩なデザインの「テーマ」が数多く配布されていて、管理画面から 1クリックで簡単に切り替えられます。
レイアウトや装飾を行なう「CSS」+どこにどのような情報を表示するかの「(x)HTML」+テーマ独自のオプション機能などのセットで、WordPress 本体を触ることなく、サイトデザインを自由自在にカスタマイズできます。
つまり、1クリックで簡単にサイトの「着せ替え」ができるのです。
また、WordPressテーマの特徴は「着せ替え」だけでなく、初心者でもサイト運営をしやすくなる便利な機能も含まれていますよ。
自分の好きなデザインや機能が含まれたテーマを探してみましょう!
プラグインを使って機能を拡張できる!
まず「プラグイン」という言葉自体が聞きなれない人も多いかもしれませんね。
WordPressオンラインマニュアルには以下のような説明がされています。
プラグインは、WordPressの機能を拡張するためのツールです。
WordPress のコアは、柔軟性を保つため、不必要なコードでふくれあがってしまわないように設計されています。ユーザーそれぞれが特定のニーズに合ったプラグインを利用して、カスタム機能を取り入れられるように作られています。
つまり、プラグインとはWordPressを使いやすくしたり、機能を追加・拡張するプログラムのことです。
WordPressはさまざまな人が使えるようにシンプルに作られており、後から機能が拡張できるようになっています。
実はこの「MieL」もバックアップ機能など10種類以上のプラグインを使用しています。
Webサイト制作が未経験でもWordPressは使える?
サイト制作をしたことがない人でも使えますか?
使えます。基本無料ですし、利用者が多いので、参考サイトなど情報が多く学習のハードルが比較的低めになっています。
WordPressは、以下の点から、初心者が学びやすい環境があり、Webサイト制作が未経験でも扱いやすくなっています。
WordPressは初心者が学びやすい
- 基本無料(一部有料のものもあります)
- 利用者が多く、参考サイトや書籍などの情報が多い
まず知っておきたい!WordPressを始めるために必要な3つの基本
次にWordPressを利用するために知っておきたい基本的な知識を3つ解説します。
事前にチェックしておくと、スムーズにはじめられますよ。
1:サーバーを用意する
WordPressを始めるために必要なことはありますか?
最初はサーバーを用意する必要があります。
- サーバーを借りる
- クラウドサービスを利用する
- 自前でサーバーを立てる
確かサーバーを借りるのって、お金掛かりますよね。
安いレンタルサーバーなら、月数百円から借りられます。また、とりあえず試してみたいだけなら無料のサーバーもあります。
無料サーバーのメリット
- 維持費がかからないので試験運用ができる
無料サーバーのデメリット
- 基本的に広告が付く
- 使用できるディスク容量が1GB〜3GBくらいなので容量不足になる可能性がある
- 独自ドメインが使用できないことが多い
2:ドメインの取得
次にドメインの取得をします。
ドメインとはサイトのURLとして使われるものです。
ブラウザ上に表示されている「https」から始まるアレです。
ちなみに、有料サーバーだと他のサイトのURLと被っていない限り、好きなドメイン名をつけられます。
無料サーバーだと好きなドメイン名がつけられない場合が多いです。
3:WordPressのインストール
最後にWordPressをインストールしましょう。
じつはサーバー契約会社が提供している自動インストールツールを使うのが一般的です。
ほかのソフトウェアのように、ダウンロードして、解凍して…といった手順は必要ありません。
ごくまれに自動インストールツールを提供していない場合もあります。
その場合は「WordPress.ORG 日本語」を参照しながら、手動でインストールを進めるといいですよ。
他のサイト作成サービスとの違いは?
Webサイト作成サービスといえば、他にはWixとか聞いたことあります。WordPressとの違いはありますか?
WixはHP作成サービスなのでブログのように記事を書くメディアサイトには向いていません。
ただし、Wixにはインストールなどがなく、アカウントを作ったらすぐ始められるというハードルの低さが利点となっています。
Wix | WordPress | |
ブログ運用 | △ | ◎ |
更新頻度が低めの コーポレートサイト運用 | ◯ | ◎ |
ハードルの低さ | ◎ | ◯ |
デザイン | ◯ | ◎ |
カスタマイズ性 | △ | ◎ |
上の表はWixとWordPressとの違いを比較したものです。
利用するサービスは「どんなWebサイトを作りたいか」によって決めていいと思います。
ブログ運用ならWordPressに軍配が上がりますし、コーポレートサイトのようなサイトをお手軽に作りたいならWixがおすすめです。
Wix
引用元:Wix.com
Wix.com(ウィックス)とは2006年イスラエルで創られたクラウド型CMSサービスです。
専門技術や知識がなくても、ドラッグ&ドロップでWebサイトを作成することができます。
世界で1億6000万人以上が利用しており、CMSシェアでは世界で第6位となっています。
まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございます。
WordPressがなぜWebサイト制作者に支持されているのか、わかっていただけたかと思います。
WordPressは学びやすさや使い勝手の良さから、多くのWebサイトで利用されています。
この記事の内容が少しでも、あなたのWordPressを理解する助けになれば嬉しいです。